度があっていない眼鏡を着用したことによるトラブル【体験談】
私は30代女性です。自分の視力に合わない眼鏡を着用することで、世界を綺麗に見せてくれるはずのものが、ものすごい凶器にもなり得ることがあると感じた体験をお話しします。
始まりは突然に!原因不明の白目からの出血…
コンタクトレンズは20歳の頃から使用するようになり、使用歴は十数年です。
結膜炎などの目のトラブルが怖くて、日々のコンタクトレンズのケアはきちんと行っていましたのでトラブル知らず。視界がクリアにしっかりと見えることが当たり前のことになっており、コンタクトレンズの無い生活は考えられないと思っていました。
しかし、ある時突然…左眼に異変が。日中にふと鏡を見たときに白目が赤い…。出血様症状を認めました。
痛みも無ければ、痒みも無い。全く症状を伴わない、突然に起こった白目が赤くなる現象。白目から出血…見た目的には完全にホラーです。
初めはコンタクトレンズによる異常か…とも思いましたが、黒目からは離れた位置に起こっていたため、ひとまずその日はそのままコンタクトレンズは着用したまま過ごしました。
突発的な症状すぎたため、「もしかしたら明日には治っているかもしれない」と思っていました。
眼鏡をすればホラーな見た目は少しはマシ?しかし、問題が…!
翌日、私の期待は叶わず、左目の出血様症状は治っていませんでした。そして、心なしか少し出血が悪化しているような気がしてしまい、コンタクトレンズが触れる場所ではないにしても、この日ばかりはコンタクトレンズの着用は控えようと考えました。
そうなると、登場するのは…そうです、眼鏡です。この眼鏡に関しては、私の場合ウィークポイントがありました。コンタクトレンズは初回で着用開始する際に、眼科での検査が必要です(今も変わらず、このルールなのかはわかりませんが…)。
しかし、眼鏡に関しては、眼鏡屋さんへ行き、視力検査やら乱視の有無等の検査を行えば作ることができてしまう。
ファッションに合わせて使えるようにと、好みのデザインの眼鏡を見つけたところで、眼科での検査を受けて処方箋を出してもらうという手順を省き、このパターンで作った眼鏡でした。
いざ、眼鏡を着用して外出…そこで待っていたのは見慣れない風景でした。
眼鏡が私を苦しめる凶器に…
正直なところ、ファッションに合わせて使用しようと購入したはずの眼鏡でしたが、実際はコンタクトレンズを外した後の室内でのみ使用するものになっていました。
眼鏡をした状態での外出はどれくらいぶりだったかは覚えていませんが、見える景色はコンタクトレンズの着用時とは雲泥の差でした。
きっと、度数の合っている眼鏡であればクリアな視界に変わりはないのかもしれません。しかし、私の眼鏡では視界は霞んだものでした。いつも通っている道を歩くのも少し躊躇してしまう…
ほんの少し見える景色が変わるだけで、こんなにも恐怖を感じるとは思っていませんでした。
見えにくければ、私たちの目はきっと見えるように努力をするのでしょう。また、私自身もいつもは見えている景色なので、意識して見よう見ようとしてしまっていました。
白目の症状が改善することはなく、1週間程度眼鏡での生活を続けていましたが、その結果起こったのは目の痛み、頭痛、そして頭痛に伴う吐き気でした。
目の痛みや痒みは相変わらず生じていなかったので、コンタクトレンズ着用の生活に戻したら、頭痛等の症状は無くなりました。
視界をクリアに、良くしてくれるはずの眼鏡によってこんな症状が起こるなんて想像もしていなかったので、本当に驚きました。
ちなみに…白目の出血様症状は、知り合いの眼科医に相談したところ、おそらく結膜下出血ではないかとのことで1ヶ月程度で症状は無くなりました。