疲れ目お悩み研究室

眼精疲労・ドライアイ・老眼など、目に関する悩みを解決していきます

【目の異常な出血】結膜下出血の体験談

私は現在45歳の主婦です。今まで私が経験した目のトラブルのお話です。

小学生の頃、目の中に虫が入ったことでメンボになってしまった

小学校3年生の時にメンボ(物もらい)になったことがあります。

左目に虫が入ったのがきっかけで、そこから雑菌が入ったのでしょうか…目の中に白い丸いおできができてしまったのです。目にかゆみやゴロゴロするような違和感があり気がつきました。

母に眼科に連れて行ってもらった時、お医者様から「これは手術が必要ですねぇ」と言われ、切り取ってもらうことにしました。

仕方がない事なのですが、術後2週間は手術した目に眼帯をはめていなければならなかったことが辛かったです。年頃の女子ですので、恥ずかしかったこと…

勿論眼帯のままで登校しなければならず、クラスの男の子達から「海賊だ!」とからかわれたことが、結構苦痛でした。それからは目にゴミや虫が入った時は、すぐに水で目を洗うようになりました。

メンボの経験から、目のケアはしっかりしていたはずが…

大人になってからは会社や自宅でパソコンを使う機会が多くなりました。

よく周りの人から「白目が白くて綺麗ね!」と褒められ、内心自慢にしていた私の目も、目の酷使により血管が目立つ状態になってしまっていました。

目を頻繁に洗う習慣がついているので、メンボやドライアイになることはありませんでしたが、そんな私の目を、またトラブルが襲いました。

メイク中に鏡を見ると、右目の黒目の周囲から血が出ていたのです。出血は、縦3mm・横1cm弱ぐらいの大きさで、子どもがおびえるくらい出血が目立っていました。

出血以外に目の充血もひどくなっていて、目全体が血走った様子です。眼や頭をぶつけたり怪我したりした記憶はなかったので、「なぜ?」と思いを巡らしながら自転車で眼科へ急行しました。万が一、出血がひどくなって視界が悪くなり事故にあったらと思うと、車の運転は到底できなかったのです。

異常な目の出血は『結膜下出血』でした

しかし、心配しすぎたのが拍子抜けするくらい、眼科の先生の診断はあっさりしたものでした。病名は『結膜下出血』だったのですが、私の場合は出血量が少なく症状が軽いので、1週間ぐらいで出血が引く見込みで薬も必要ない、と言われたのです。

先生に「原因はなんですか?」「生活上の注意点はありますか?」等といくつか質問したところ、看護師さんから結膜下出血についての印刷物をいただき、丁寧に説明して下さいました。

この『結膜下出血』は、目を打撲した時などに出血することがあるが、原因がわからずに症状が起こることもあるそうです。また、生活上の制限は特になくパソコンを使っても良いとのことだったので、安心しました。

目をこすらないように注意すれば良いようです。とりあえず大病ではなく、すぐに治ることがわかって一安心しました。

その後何度も鏡を見る毎日が続きましたが、実際は1週間近く経っても出血の状態はあまり変わりませんでした。

家族以外の人にも「目、どうしたの?」聞かれるほどでした。治りの遅さに「目を触っていない?」と家族に聞かれたことがありましたが、顔を洗う時もこすらないよう常に気をつけていたのです。眼科の印刷物に「長くても3週間ほどで出血が吸収される」とあったので、3週間は様子を見てみるつもりでした。

ところが、良くなるどころか再び目の出血が大きくなっており驚きました…その日は予定があって眼科に行けなかったので、目に傷があるのではと心配しながら過ごしました。

今の状態でさえ子どもが怖がっているので、もし手術で眼帯をはめることになってしまったら、もっと怖がるであろう様子が想像できました。

結膜下出血の原因…それは私の意外な癖が関係していた

目に負担をかけないよう早く寝て朝一番で病院に行こうと、寝床につき眼鏡を外しました。そこで自然に両手で両目をこすろうとする仕草に気がついたのです!

日中は眼鏡をかけていますが、眼鏡を外した時に目をこするクセがあったようです。出血した後も、自覚がない状態でまぶたを触っていたと思われます。

それからは、意識して眼鏡を外すように気を付けました。すると眼科の先生の見込み通り、1週間で出血も無くなり治りました。

この目のトラブルから、自分のクセに気がつくことができました。これからも先も使っていく大事な目、大切にしていきたいです。