感染する瞼の腫れはアデノウイルスが原因かも【はやり目の体験談】
私は病院に勤務する38歳の男性です。アデノウイルスにより、はやり目にかかった経験談です。
『はやり目』について詳しく解説した記事はこちら→【大量の目ヤニと目の充血】それはアデノウイルスによる“はやり目”かも
始まりは、子供の瞼の腫れからでした
私には2歳の子供がおり、保育園に通っています。ある日、保育園から帰ってくると、両方の目が充血し、瞼が腫れていました。
子供は汚れた手で目を触るから、ばい菌が入ったんだろうと思っていました。それから数日後、同じような症状が私にも出現し、その後、妻にも出現しました。
これは何やらおかしいぞと思い、近くの眼科に行き、まずは受付で症状についての詳細を説明しました。
すると診察待ちの患者さんが大勢おられるのに、なぜか私だけがすぐに呼ばれました。
何故だろうと思いながらも、まあ早く呼ばれてラッキーだなと軽い気持ちで診察室に入りました。
診察室に入ると先生から、「さっきの説明からすると、はやり目の可能性が高いね。一度、検査してみましょう。」と説明がありました。
思いもよらない病気の可能性に「えっ?はやり目って何?」と呆気にとられました。
病院を受診したところ、はやり目であることが判明。仕事どうしよ…
でも目が充血して腫れている程度だし、視力が落ちている訳でもないから、病気があったとしても、大した事ないだろうと思っていました。
検査の結果は陽性で、先生からは「この病気は、アデノウイルスというウイルス感染が原因です。アデノウイルスは感染力が高く、手を媒介して移ってしまいます。家族間で感染したのもその為でしょう。
ウイルスを殺す薬はないので、炎症を抑える目薬をうちながら、安静にして下さい。」と言われました。
私は病院で働いているので、出勤できるかどうかについて質問しました。
すると、「基本的に病院であれば、ウイルスが完全に消滅するまで休まないといけないでしょうね。完全に消えるまでに3週間くらいはかかるので、それくらいは休まないといけないかもしれませんね。」と説明がありました。
それを聞いて「えっ!そんなに休まないといけないの?仕事どうしよ。」と思い呆然としてしまいました。
会社を休職した分は、傷病手当が出たので助かりました
帰って勤務先の病院に電話をすると「それは仕方がないね。ではとりあえず2週間お休みし、その後また病院で検査して下さい。その時点で菌がなければ出勤し、まだ残っていればさらに1週間休んで下さい。」と言われました。
欠勤分の給与は、全額傷病手当から出る事が分かり、目は痛いけど、こんなに休める事はこの先ないので、休みを楽しまないと損だと思いました。
休みの間は、他者への感染拡大に配慮しつつ、家族だけでのんびりしたり、テレビゲームや読書など家の中で遊び、中々充実した期間を過ごす事が出来ました。
3週間後、ウイルスは完全に消滅し、出勤再開しましたが、のんびりし過ぎて体がなまってしまい、仕事に体がついていきませんでした。
正直、はやり目よりも、この時が一番しんどかったです。