疲れ目お悩み研究室

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【涙が止まらない!】“はやり目”にかかってしまった体験談

36歳男性です。私は今から5年前に“流行性角結膜炎(俗称:はやり目)”という目の病気に罹りました。

強力な感染力をもつ“はやり目”にかかってしまった

当時は31歳で建設現場の現場管理の仕事をしていました。この当時罹った目の病気は、流行性角結膜炎と呼ばれるもので別名はやり目と言われるものです。

この仕事をしていると不特定多数の人といつも接するので、恐らく現場に出入りしている職人さんの誰かにうつされたのでないかと思います。

この病気はひじょうに感染力が強く、一般的にこの病気を診断された場合完全に治る2~3週間の間は、学生なら登校禁止で社会人なら出勤停止となります。

特に症状として思い当たる方はいなかったのですが、それだけ感染力が強いとうつるのはあっという間だったと思います。

また潜伏期間もありますので正直どのくらいの時期にうつされたかは判断しづらい部分もあります。そんなわけで見事にはやり目に感染しました。

初めは目のゴロゴロ感。違和感は次第に強くなり…

初めは左目に何かゴロゴロとした違和感があり、まつ毛や小さいゴミが入った時のような感じでした。

今まではやり目にはかかったことがない為、その時点で気付くことも無かったので注意事項も分からず、ただその違和感を解消すべく目をこするなどしていました。

その際、その左目をこすった手で右目もさわっていた様で、ものの見事に両目が感染しました。仕事の都合上休んで病院にいける状態ではなかったし、なによりその時点ではほっといたら治るだろうと甘く考えていました。

しかし病状は悪化する一方で両目が真っ赤に充血し、常に目の中にゴミが入っている違和感を強く感じるようになりました。

当時は付き合い始めたばかりの彼女がいたのでどうしてもその子と会いたくて、本当は人と接していけないのですが直接触れあわない様に気を付けながら会っていました。

とにかく目を開けているだけでもつらく、開ければ常にゴロゴロしている状況でいつも涙が勝手にこぼれ落ちてきていました。彼女とも泣きながら会っていて、今思えば凄い執念だったと思います。

目が開かない程の目ヤニの量にパニックに!

いろいろと初めて体験する症状がありましたが、一番驚いたのは目やにの量です。

朝起きた時上下のまぶたを接着剤でふさいだかの様にびっしりと目やにが貼りつき朝起きて目を開けようと思った時、目を開けることが出来ず一瞬何がおきたのか理解できずパニックになりました。

どうにかしようにも両目が開かない為まわりの状況を確認することも出来ずかなり焦りました。

その後やっと自分が目の病気だったことを思い出し、手で目を触ってみるとすごい量の目やにが付いていることに気付き、ゆっくり剥がして目を開けることができました。

病院の先生に確認したところ、その場合は分かりやすい所に寝る前に目薬を置いておき、朝起きた時その目薬を目やににつけて目やにをやわらかくしてから剥がさないと一緒に角膜が剥がれたり、傷がついたりするから気をつけるように教えてもらいました。

その後は病院で処方された目薬を使いながら3週間程で無事治すことが出来ました。

それにしても朝起きた時の目が開かなかった瞬間の衝撃は今でも忘れられません。手を介しての接触感染が非常に多い病気ですので、皆様も外から帰ったら手を洗いむやみやたらに目をこすらず感染予防に努めましょう。

はやり目は誰でもうつる可能性がありますので気をつけて下さい。

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