【視界のぼやけを伴い偏頭痛】閃輝暗転の激しい症状から双極性障害に
25歳、女性、職業はフリーのイラストレーター兼ライターをやっています。私が目の症状に悩まされるようになったのは、中学二年のちょうど受験シーズンを迎えようとしていた時でした。
突然視界がぼやける!?しかし、先生はまともにとりあってくれず…
授業中に、視界が突然隅の方からぼやけ始めたのです。そして、チカチカと光るものが見え始めました。初めは、失明してしまうのではないかという恐怖でいっぱいで、授業中にも関わらず、先生の話も聞けずそのまま顔を伏せ込んでしまいました。
次第に視界が元に戻ると、今度は激しい頭痛と吐き気が始まりました。とても辛くて泣きそうな思いをこらえて、保健室に行きましたが、保健医は「夜遅くまで起きてたからじゃないの?」とまともに取り合ってくれませんでした。
そんな事が毎日のように続き、精神的に参っていましたが、我慢して学校に通い続け、卒業まで耐えました。
高校生になってもそれは続きました。両親にも話したのですが、ただの偏頭痛と言うことでやはりまともに取り合ってもらえず、私は偏頭痛が来る度にやってくる視界のぼやけと頭の痛みへの恐怖に怯えながら暮らしていました。
脳神経外科でMRI検査、結果は偏頭痛…?
次第に精神を病み始めパニック障害になってしまい、ようやく脳神経外科へと行くことになりました。MRI検査などをし、結果的に偏頭痛と診断されましたが、偏頭痛の前に起きる視界のぼやけは、閃輝暗点という偏頭痛の予兆のようなものらしいです。
専門医曰く、偏頭痛は軽い病気と思われがちですが、とても激しい痛みを伴うものなので早めに来るべきだったそうです。そうして私は、偏頭痛の薬を処方してもらいました。
この偏頭痛の薬はロキソニンともう一つ閃輝暗点時に飲むものがあって、その薬を早めに飲めば、頭痛をかなり軽減できるんです。現在はわかりませんが、当時は1錠につき900円程する高価な薬でしたが効き目は抜群でした。
我慢し悩み続けた結果、双極性障害にまで発展
おかげで私は、その後あまり偏頭痛に悩まされることなく生活することが出来ましたが、病院に行くのが遅すぎたため、色々な精神疾患を患ってしまうハメになってしまいました。
その中でも、偏頭痛と繋がりが深いと言われている双極性障害になってしまったことは、私にとって大きな傷なので、偏頭痛の症状があまりにもひどい方は、症状を軽く見ずに早めに病院へ行くことをおすすめします。
ちなみに私は、20歳を超えてから徐々に偏頭痛が起きなくなり、今では殆ど強い痛みも現れません。
偏頭痛は20歳を超えると症状が出なくなるとも聞きますので、運良く治ったのかも知れませんね。