【小さいころからの弱視】放っておくと失明!?
53歳の主婦です。小さいころから弱視で眼鏡が外せません。眼鏡ショップで「このままでは失明する」と、脅しのように言われた経験があります。
小さい頃から弱視。眼鏡を作りにお店に行ったら…
小さい頃から視力が出ず、いつも0.6・0.4という検査結果でした。目を細めると見えるので視力検査の時にやってみたら0.3ほど視力が上がりました。見えるのは見えていたのでそのまま親も良くわかっていなかったのでしょう。
中学に入ってすぐの検査で「目を細めなかったら見える?」と言われて、素直に計ったら落ちていました。再検査のために言った眼科で言われたのは「乱視三度」でした。
おまけに弱視も入っているから眼鏡を作るようにということでお店に行ったのです。そこで検眼をしてもらうのですが中々自分に合うレンズが見つかりません。しまいに吐き気がする始末でした。
眼鏡では視力が出ないからコンタクトにしてくださいと言われ、日を改めてもう一度コンタクトを合わせにお店に行きました。ものすごくよく見えるのですが、痛くて我慢ができません。
その当時はコンタクトレンズが流行り始めた頃で、ハードレンズしか置いてなかったのです。後で入荷される予定のソフトレンズでは視力は出ないというのでハードにしましょうと言われたのですが、こんなに痛いのに慣れることなんて考えられません。
「矯正しないと見えなくなるぞ!」そう言われた私は仕方なく…
そう思って嫌がっていたところ、店員さんに言われた事にショックを覚えました…
「あなたの目は弱視が入っているのでいつか失明します。今、矯正しなければ見えなくなる。近いうちに斜視になるでしょう。覚悟しておいたほうがいいです。」
こんなこと言われたら、もう従うよりほかありません。この日から泣きながら痛みに耐えてコンタクトレンズを入れて学校へ行きました。
まっすぐ前を見ようとするとレンズが動いて「ひっ。」と声が出るのです。真っ赤な目をして頑張ったのですが、店員さんが言った約束の一か月を過ぎても痛くて入れられませんでした。
それからまたお店に行ったのですが「痛いのは仕方がないからまた技術が進んだら入れたらいいね。」と言われて、結局眼鏡を作ったのです。
当時、夜も眠れないくらいに怖かったのは、いつか見えなくなることでした。でも高校へ入るころにはそんなことも忘れてクラブに励んでいました。
相変わらず視力は低いままですが…
あれから40年経ちました。視力は変わらず乱視だけが少し進みました。眼鏡をかけると階段がゆがんで見えるので怖くて手すりを触ります。長いスカートだと冷や汗が出るときもあります。
現在、昔聞いたような斜視にはなっていません。そうだとしても技術は進んで今なら手術で簡単に治るのですから。
しかしあの時のショックは大変なものでした。見えなくなる前に死んでおきたいと思ったり、もう結婚もできないんだろうかとも思いました。
今から思えばただの取り越し苦労でした。一度、1.5くらいの視力になれたらどんなに世界が開けるだろうかと思います。レーシックを試そうか考えています。
鏡を見るときには今のままの視力でいいのですけどね(笑)