疲れ目お悩み研究室

眼精疲労・ドライアイ・老眼など、目に関する悩みを解決していきます

ボクシング事故で網膜剥離に】コンタクトを諦める事になった体験談

私は29歳男性です。コンタクトを使用していましたが、使用を継続できなくなるトラブルに見舞われてしまった話です。

小さい頃からの眼鏡生活だった私が、コンタクトに変えた理由

職業は都内で外国人を相手にするホステルで接客業を行っています。これは私が高校生の時の話です。

私は、小さいころ脳波に異常が見られたことにより、お医者様から眼鏡をかけないと、授業で黒板の字などを見ていると頭が痛くなることがあると言われ、小学2年生の時から眼鏡をかけていました。

実際には、中学2年生のころまで裸眼でも眼鏡をかけた状態でもほとんど変わらなかったのですが、中学3年生の頃から大分目が悪くなり、眼鏡の手放せない生活をしていました。

そして高校生になった時、私はボクシング部に入部しました。初めの頃は眼鏡をつけてやっていたのですが、格闘技で眼鏡をつけていると危なかったりするので、途中からコンタクトレンズに変えました。

初めはソフトのコンタクトレンズを選びました。最初慣れるまで時間がかかるものだと思いましたが、私の場合、全く慣れることができませんでした。

というのも、極度のドライアイだったのです。授業中でも5分に1回目薬をささないと、コンタクトレンズの違和感で目がゴロゴロ感じてしまいました。

そして、眼科に相談したところハードコンタクトを勧められて、そちらを購入しました。

ドライアイの私でも快適だったハードコンタクト。しかし…

ハードコンタクトレンズの方が合っていたのか、目薬をさす頻度も少なくなり、とても快適に日々を送っていました。ボクシングも眼鏡をつけていない分、動きやすくなり、さらに楽しくなりました。

しかし、ある日、ボクシングでスパーリングをしていた時ですが、相手のパンチを右目にもらい、網膜剥離になってしまいました。ボクシング経験者の中に網膜剥離になる人が多いのも知っていましたが、まさか自分がなるとは思いませんでした。

眼科でレーザー手術をして右目は治りました。しかし、右目が少し奥に入り込んでしまい、目の形が変形してしまいました。

それ以来、ハードコンタクトをつけることはできるのですが、とることができなくなってしまいました。取り外し専用のスポイトを使って毎回取らなくてはならなくなり、それはとても面倒くさい作業でした。

一生この生活になるのかと思うと、とても悲しくなったのを覚えています。網膜剥離になったのは自分の責任ですが、一生このスポイトがかかせなくなってしまうと考えると、とても耐えられませんでした。

眼鏡の生活に戻ることに…結果的に良かったのかも

そして、結局私は眼鏡の生活に戻すことにしました。久しぶりに眼鏡にすると、耳周りが重くなり、顔に違和感のある時期が少し続きましたが、それもすぐに慣れました。

これならスポイトを無くしたり、忘れてしまったからコンタクトが外せないなどという事も起きません。

眼鏡は朝起きたらかけて、夜寝る前にはずすだけで、コンタクトレンズの手入れにくらべると、圧倒的に楽だというのも、コンタクトをつけてみたからこそわかりました。

コンタクト生活から離れてしまうのは残念な気持ちもありますが、私には眼鏡での生活の方が合っているのかもしれません。