【後部硝子体剥離体験談】突然目の中の黒い点ができ拡がった…
52歳男性、高齢者施設に勤務しています。仕事中、ある目の症状が私を襲いました。
突然目の中に出来た黒い点から始まりました
私は近視の為、眼鏡は常に使っています。ある朝、いつものように利用者様の送迎で車を運転中のことでした。私の右目の視界に黒い点が現れました。
始めは「ん?眼鏡にゴミが付いたかな。」と思い眼鏡を外してみるも、視界にはまだ黒い点が見えています。「じゃあ目の表面にゴミか、、。施設に戻ったら洗うか。」と考え方ながら運転を続けていました。
利用者様を全員乗せて施設にもう少しで着くという時、突然右目の視界の中で黒い点がパッと広がりました。まるでコップのきれいな水の表面にスポイトで黒インクを垂らしたように急に広がったのです。何が起きたのか判らず慌てました。
何が起きた?不安になりながら、眼科を受診することに
送迎車を運転しながら私は「目の中で何が起きた、黒い邪魔なゴミが急に広がった、でも景色は見えている、痛みは無いぞ…」等考えながら施設に着き、利用者様を降ろし上司に報告し眼科へ受診しました。
近くに開業している眼科を受診し検査をすると、総合病院の眼科へ受診するよう言われ、不安になりながら紹介状に記された病院へ行きました。
検査中に医師から「前にレーザー治療した?」と聞かれ「無いです。」と答えると「えっ?」とのリアクション…益々不安になりました。
診断の結果“後部硝子体剥離”目を労らなかった事を後悔…
医師は「じゃあ写真で説明するね。」と言われ説明が始まりました。その時言われた事をまとめると、
・後部硝子体剥離といって加齢によって、目玉の中のゲルが水分と分かれてきて袋が剥がれた。
・その際にだと思うが視神経部に3ヶ所出血がある。
・原因は判らないが網膜がこれまた3ヶ所変性している。レーザー治療の跡かと思ったのはそのせい。その内1ヶ所は網膜が剥がれかけている。
・黄斑部がぷくっと豆の様に膨らんでおり、加齢黄班変性症と思われるが、新生血
管の有無を確認する為血管造影が必要。
淡々と話される医師とは別に必死に内容を理解しようとしながら、そんなに自分の目の中で色々起こっていたのか考えてしまいます。
「確かに線が歪んで見えていたな、見えなくなったらどうしよう…」等と頭の中で廻り段々不安になってくると同時に、もっと早く何か目の健康についてやっておけば良かったと今さらながら後悔しました。
確かに最近老眼が進み、スマホは眼鏡を外し顔を近付けて使っていますし、目を酷使している状況が続いていたと思いますが特に気をつけることもありませんでした。
血管造影検査はまだこれからですが結果に関わらず、又、目だけではなく症状が出る前に健康管理を行っていくことの必要性を改めて感じる出来事でした。
後部硝子体剥離による飛蚊症の症状を解説した記事はこちら→【目の中に虫や糸くずが見えたら】飛蚊症の症状・原因・対策を解説