【些細な事故で失明の危機】目は想像以上にデリケートな器官
現在45歳の女性でパートに出かけている兼業主婦です。私は、26歳の時までは裸眼生活をしていましたが、とある事故の影響で手術を経験しました。現在はメガネがないと生活ができません。
事故で目に強い衝撃!ぼんやりとしか見えなくなる
私の現在の視力は、メガネを外すと左が0.6の軽度の乱視で、右が0.01の強度の乱視です。人や物がぼんやりとしか見えません。
26歳の時に、些細な事故で視力がおかしくなって手術を受けたのですが、手術をしても、右が非常に悪くなってしまい、なぜこんなに左右で視力が違って乱視の度合いが違うかもわかりません。
当時働いていた会社の部署は、本社とは別ビルにあったので、昼食時は本社ビルに行くことになっていました。エレベーターに乗って6階に食堂があって、大人数で乗ることができませんでした。
食事を食べ終えて、部署に戻ろうとエレベーターに乗ったのですが、一緒に乗っていた人が「閉」ボタンを早めに押してしまい、私はドアに顔を横からドンと挟まれてしまいました。
すぐに、「開」ボタンを押してくれて助けてくれましたが、その日の数時間後から、だんだん見えにくくなってきて、翌日になると、ぼんやりとしか見えなくなりました。
眼科医から失明の危機を宣告され、手術することに
まだ当時は結婚しておらず、実家で住んでいたので、母を呼んで「見えにくくてわからない」と訴えて、近所の眼科が開くのを待って、食事など補助をしてもらいました。
一体何が自分の目に起きたのかわからなくて、大変不安になって、涙が出そうでした。
その日は会社を休むと連絡を入れて、母の付き添いで近所の眼科を受診しました。
いろんな簡単な検査を受けましたが、朝起きたときは見えずらかったのに、検査を受けていると、視野が狭くなっていることにも気がついて、看護士さんにも伝えました。
診察の結果、「このままだと失明するんで、すぐに対応できる病院へ連絡を入れるから、紹介状を持っていってください」と言われ、とにかく紹介状をもらって、紹介された大きな病院の眼科を受診することになりました。
検査と診察の結果、エレベーターに挟まれた時に大きな力が横からドンとかかったことで、眼底の結果が切れていて、視神経も一部切れているので、翌日手術すると言われました。
もう帰らずに、そのまま入院ということになり、翌日手術を受けました。麻酔をこめかみからと目に直接されて、迫ってくる麻酔の針に大変恐怖を感じましたが、あっという間に、見えなくなって、耳栓をしてくれた上で、手術が行われました。
手術は成功したということで、しばらくの間は、眼底を安定させる為に寝るのも歩くのもうつ伏せで下を向かなければいけない生活でした。
目は想像以上にデリケートなんですね…
1ヶ月ほど入院して視力検査などをして、無事を確認してから退院しましたが、視力検査時に視力低下が判明し、もう元の1,0以上の資料には戻らないと宣告されました。
左右対象の視力に戻らなかったのは、主治医も首を傾げましたが、私は小さい時から右だけよく目の病気になっていたので、その影響はあるかもしれません。
眼鏡を初めてこの時作りましたが、病院で作ってもらった処方箋で眼鏡屋さんがびっくりして、右目のレンズだけは取り寄せで、1週間待たされる事になりました。
目が見えなければ仕事にならないので、メガネができるまで会社は休む事に…どうやら、そうとう特殊な視力矯正が必要みたいです。
会社に復活してからは、見えにくい生活はしばらく続きましたが、今ではすっかり慣れてしまい、普通の生活を送っています。
ですが、自分としては「些細な」という程度に思えるような事故が、まさか失明にも繋がるようなことだったとは…やはり目はデリケートなんですね。
これからも十分注意して生活していかなければと思います。