【視界を浮遊する糸くず】加齢で自然発生した飛蚊症の体験談
私は30代後半の男で、IT企業に勤務しています。飛蚊症が気になり、眼科を受診したことがあり、その時の体験談です。
目の中をちらつく糸くずのようなものに気づく
私は露天風呂が好きで、よくスーパー銭湯や健康ランドに出かけます。お湯に浸かっている時はボーッと空を見上げているのですが、その時にふと視界に異常があることに気が付きました。
「視界に糸くずのようなものがやたらちらついている」
「糸くずは視界の一定の位置にあり、視界を動かすと一緒に移動する」
いわゆる飛蚊症というやつです。普段の生活で近くを見ている時は別段気にならないのですが、空や景色などの遠くを眺めると鮮明に表れます。
そしてこの飛蚊症、どうも年々酷くなっている(糸くずの数が増えていっている)ような気がするのです。
網膜剥離や失明の不安…思い切って眼科を受診することに
私の主な業務内容は1日中パソコン仕事なので、非常に目を酷使する仕事です。そのうえ趣味でもPCを使っている時間が長いので、眼精疲労と肩こりは相当酷い方です。
なのでこの時「目を使いすぎて何か病気になったのではないか」ととても怖くなりました。
「網膜剥離なんかの眼病だったらどうしよう…」「このまま失明してしまうのではないだろうか…」「残りの人生を目が見えない状態で生きていくことになってしまうのでは…」…
元々酷く小心な性格であることも影響して、もう不安でいてもたってもいられなくなり、眼科を受診することにしたのです。
病気や、眼球の傷が原因でない飛蚊症もある
まぁそんなこんなで恐る恐る眼科で診てもらうことにしたのですが、結論を言うと病気や異常ではありませんでした。疲れ目やドライアイはあるものの、眼病や傷などの症状ではありませんでした。
じゃあ視界の糸くずは何だったのかというと「飛蚊症というものは病気以外に加齢で自然発生する場合もある」とのことでした。
つまり、目に別段異常がなくても歳をとるとどうしても起きてしまうものらしく「そのうち慣れて気にならなくなるから安心してよい」とのことでした。あーよかった…と、一安心しました。
※とはいうものの、本当に眼病や目の異常などで飛蚊症が発生する場合もあるそうで、飛蚊症が急激に増えたり、その他の異常も併発している場合などは、すぐに眼科の診断を受ける必要があります。
ちなみに加齢による飛蚊症は、近視だったり目を酷使している場合に起きやすいそうです。上記のとおり(眼科医の診断は必要ですが)問題のない症状ですが、あまり若いうちから発生する場合は「目を使いすぎている」証拠でもあります。
そういう場合は「目を疲れさせない」「適度に目を休憩させる」「目に良いビタミン(ほうれんそう等にふくまれるルテイン)を摂るようにする」などの対策を講じるべきでしょう。