【眼精疲労が人生を左右する!?】頭痛で仕事ができず転職した体験談
眼精疲労は、時には仕事を続けられないほどに辛い症状に悩まされることがあります。頭痛や吐き気、自律神経のトラブルなども眼精疲労が原因で起こる代表的な症状です。
辛い眼精疲労からくる不定愁訴によって、職場にいられなくなってしまったFさんの体験談です。
眼精疲労で仕事をクビに【28歳介護士の体験談】
私は現在28歳で、職業は介護士です。今はグループホームに勤務しているのですが、以前まではディサービスで働いていました。目はそこまで悪くはないのですが、普段は裸眼で仕事をできる程度の視力はあります。とは言っても、乱視が酷くてすぐに目が疲れてしまい、仕事に支障をきたす事が多々ありました。おかげで、ディサービスをやめることになってしまいました。
キツイ乱視での運転が眼精疲労の原因に
デイで働いている時は、日帰りで来られるお年寄りの方がほとんどなので、僕ら職員が送迎をすることになっています。運転は得意なのですが、大勢のお年寄りの方を迎えに行くことになるため、どうしても一時間か二時間ぐらいは運転しなければなりません。
広い道ばかりならそこまで疲れないんですが、狭い道や何度も切り返して曲がらなければならない道などいろいろあり、運転には本当に苦労します。命を預かっていることもあり、運転にはいつも真剣で集中しているので、しばらくすると目がすごく疲れてきてしまいます。
僕の場合は眼精疲労からなる頭痛も酷いのですが、運転が終わってからも、そのまま入浴介助や食事介助など様々な仕事をこなしていかなければなりません。そんな時の送迎は、仕事が始まってからすぐに運転をするので眼精疲労からなる偏頭痛に一日中悩まされています。
僕が取った対処法は“とりあえず冷やす”こと
そんな時、僕がいつもとっていた対処法は、「とりあえず冷やす」ということ。ネットや病院で調べたわけではありませんが、僕にとっては結構効果があり、頭に冷えピタを貼ったり、休憩時間になると目をアイスノンで冷やしたりして、できるだけキンキンに冷やしていきます。
そうする事により、しばらくするとだんだん治まってきて、気がつくと治っているという事がよくありました。あとは、休憩時間はひたすら目を閉じていたり、いっその事寝てしまうとかなり症状が和らぎます。
そんな対処法を取ってはいるものの、時にはそれでも治らない事があります。そんな時は、あまりに激しい頭痛で気持ちが悪くなってしまい、耐えきれず吐いたりすることがありました。
サボってたわけじゃないのに、理解されず転職を強いられる羽目に
そのせいで思うように仕事ができなかったりして、初めのうちは周りも「大丈夫か？」など、優しい言葉をかけてくれたりしていたものですが、そんな日が何回かあると、次第に皆の態度が変わっていき、ある日上司に個室に呼ばれて「どうしてみんなが頑張っているのにあなたは仕事しないんですか？」と怒られるようになってきました。
会社では、僕の居場所はだんだんと無くなっていきました。そして、仕方がなく一年ほどで退社することになってしまいました。現在はグループホームなので、送迎の為の運転もほとんどなく、眼精疲労も問題ありません。
まさか、眼精疲労のせいで仕事も選ばなければならなくなるとは思いませんでしたが、今の職場では優しい同僚にも支えられ、なんとか頑張って働いています。眼精疲労で人生左右されることって、あると思います。
ひとみの「ここがポイント！」
Fさんは、眼精疲労から来る頭痛に苦しんでいました。仕事が手に付かないほどの痛みで悩んでいたのにもかかわらず、職場の上司や同僚には、それが「サボっている」と受け取られてしまっていたようです。
まず、ポイントになるのが、Ｆさんが「元々乱視だった」という点です。
このように視力に異常があると、ものを通常以上に集中して見る必要があるため、目のピント調整を行う筋肉である毛様体筋の疲労をまねいてしまいます。
さらに、Ｆさんの場合は業務に自動車の運転があったことも、目の疲労に拍車をかける原因になっていたと考えられます。蓄積した目の疲労は慢性化し、眼精疲労となって頭痛や吐き気を伴って、やがて精神までも蝕んでいきます…
対処法としては、まずは目の負担を軽減させてあげるために、適正な矯正のメガネやコンタクトを使用することです。それによって、必要以上に毛様体筋に負担をかける事は減らせるはずです。
それと、ピント調節機能自体を助けてくれる成分をしっかり摂ることです。近年注目されているのが、カロテノイド系の色素であるルテインです。
ルテインについては別の記事で詳しく解説していますので、そちらも読んでみてくださいね→【眼精疲労やスマホ老眼など目の病気予防に】ルテインの効果に注目！
転職は、人生を左右するような大きな問題です。眼精疲労をたかが目の疲れを侮っていると、人生を狂わされてしまう事態に陥るかもしれません…
そうならないためにも、日頃からしっかりと栄養管理を行うことは、健康な生活をする上でとても大切なことですね。
