【目の中を泳ぐ微生物たち】私の飛蚊症体験談

目の病気で飛蚊症（ひぶんしょう）というのはご存知でしょうか？字のごとく目の中に蚊のような虫のものが飛んでいるように感じる目の病気です。加齢とともに発生しやすくなる、この飛蚊症。40代男性会社員のＤさんの体験談を見てみましょう。

視界にいつもいる微生物にイライラ【40代男性の体験談】

私は現在進行系の飛蚊症です。病気といっても痛みなどはなくむしろ老化現象の一つとして考えられているようで、治療方法は今のところないとも言われています。

ただ痛みがないからといって生活に支障がまったくないということはありません。目の中にいつも虫がいるように見える状態というのは知らず知らずのうちにストレスがかかっていますし、気になりだしたらずっと目の前から離れないという心理的な苦痛が続くことになります。

私は現在４０代男性の会社員ですがこの飛蚊症がひどくなり始めたのは４０歳を過ぎたころからでした。

それまでは時々、雲のない晴れた青空を見上げた時や明るい室内の広い壁面を見たときに目の中にゴミのような存在があるのを気付いたことはありました。これは比較的若いころからそういった現象は自覚していましたが、症状もひどくなかったのですぐに忘れてしまっていました。

しかし症状が強く出るように感じ始めた４０歳からはその量が急に増えてすごく気になる時が増えるようになりました。昼休みちょっと明るいところで本を読んでいるとその飛蚊症の症状が自覚されて気になって本に集中できないと感じるようになりました。

蚊や虫がいるというような表現ですが、もっとリアルな表現をすると、理科の授業などで顕微鏡でのぞいてみたような微生物のようなものとすごく似ています。

そのような虫のようなものが目の動きと同じようについてくるような感じで見る方向を変えたり目の玉を動かしたりしても視界から消えることはありません。目を閉じるしかその存在を消し去ることはできません。幸い実際に虫が目の中に入っているような物理的な違和感がなく見えるだけなのが救いです。

飛蚊症が気になり眼科に行ったものの、「基本的に老化現象ですので…」と、視力などに影響がなければ結局何も治療はしてくれませんでした。ただ、網膜剥離や黄斑変性症といった病気の前兆であることもあるようなので、一度は診てもらった方が安心です。わたしの場合は、ただの加齢現象で済みました。

飛蚊症になると、いつも目の中の虫を感じてかなりイライラした状態になります。そこでその存在をできるだけ感じにくくする方法というのを調べたり、試してみたりしました。

まず、飛蚊症を強く感じるときは明るすぎる白く何もない空間しかないときに一番感じます。目の疲れない適度な明るさの環境にして白すぎる画面を見ないようにするだけでも意識を遠ざけることができます。また目を疲れないように使いすぎないということも重要だと思います。

目に痛みを感じたり疲れ目を感じたりするとどうしても目そのものに意識が行ってしまい、そうなると飛蚊症も強く感じてしまいます。目の状態がよく、ものを見るということ自体が無意識状態に近ければ近いほど飛蚊症も感じにくいということも自分なりにわかりました。

Ｄさんの場合、加齢による生理現象だったようですが、飛蚊症には病的な原因であることもあります。その場合、最悪は失明につながることもありますので、目の中を泳ぐ微生物や糸くずのようなものが気になりだしたら、きちんと眼科医の検診を受けることが大切です。

加齢による飛蚊症の場合は、進行を抑えるためには原因の原因を知ってきちんと自己管理をしていく必要があります。飛蚊症の症状が気になりだしたら、原因や対処法はこちらの記事で詳しく解説していますのでチェックしてみましょう→【目の中に虫や糸くずが見えたら】飛蚊症の症状・原因・対策を解説

また、飛蚊症をはじめ、様々な目の病気の原因となる目の中の活性酸素を防ぐにはルテインがいいとされています。ルテインについてはこちらの記事で詳しく解説しています→【眼精疲労やスマホ老眼など目の病気予防に】ルテインの効果に注目！

Ｄさんと同じ症状で悩んでいる方にとって、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。