疲れ目お悩み研究室

眼精疲労・ドライアイ・老眼など、目に関する悩みを解決していきます

【眼精疲労からくるめまい】原因と関係性・対処法を解説

視界がグルグルと回ったり、ふらついたりする『目眩(めまい)』
眼精疲労が酷くなると、このめまいの症状を引き起こすことがあります。

こちらの記事では、眼精疲労でなぜめまいが起こるのかと、その対処法を解説していきたいと思います。

眼精疲労でめまいが起こる原因

眼精疲労でめまいが起こる原因は、大きく分けると2つあります

それは、血流障害視界の異常に脳が反応することです。

細かく原因を辿って行くと、複合的な原因によって発生している場合もあるのですが、まずはこの二つの原因について、なぜ眼精疲労でめまいが引き起こされるのかを、次の項で詳しく解説していきましょう。

なぜ眼精疲労で目眩が起こるのか?


眼精疲労でなぜめまいが起こるかは、眼精疲労の原因を知ると理解することが出来ます。

パソコンやスマートフォンなどを使用していると、無意識のうちに集中してしまい、ついつい目と画面との距離が近くなっている事ってないですか?

眼はピント調節をするために、水晶体というカメラで言うレンズのような物の厚みを変化させているのですが、その厚みを調節しているのが毛様体筋(もうようたいきん)という筋肉です。近い距離を見るためには、毛様体筋が常に突っ張っている状態であり、ずっとつま先立ちの状態でいるようなものです。

その状態が長く続くと、目が霞み、ピントが上手く合わずにぼやける、白目が充血する、目がショボショボする、目が乾くなどの症状が現れます。でも、これらの症状は、目に疲れを感じ始めた段階でしっかり休ませれば、通常は回復できるはずです。

しかし、疲れの原因となるような視作業を繰り返すことで、次第に目の周りの筋肉には疲労が蓄積して慢性化し、十分に睡眠をとってもなかなか回復できない状態に陥ります

この状態を眼精疲労と言います。

眼精疲労になると、その症状の一つとして肩こり頭痛を引き起こすことがよくあります。これは、緊張状態にある筋肉によって血流が悪くなることが大きな原因で、血流が悪くなると、疲労により傷ついた細胞を修復させるための酸素や栄養素が上手く供給されなくなってしまうのが問題です…

また、PCやスマホ等を使用したVDT作業時の姿勢も問題で、長時間同じ姿勢を保持していると筋肉が緊張して血流が悪くなる…つまり、首や肩のコリの原因になります。

首や肩の血流が悪くなると、その上にある頭部(つまり脳や目など)に血液が上手く循環されなくなるので、頭痛が起こり、さらに眼精疲労も悪化させるという負の連鎖に陥ってしまいます。

さて、ここで肝心のめまいについて

眼精疲労からめまいが起こる理由は、この血液循環の悪化により、脳に行く血流が減少して貧血状態になる事がまずひとつ。

もうひとつは、眼精疲労の症状である、目の霞みやぼやけ、ピント調節不良などから来る視界不良の異常が脳に伝えられることによるものです。

このように、視界の異常から来るめまいの事を視性めまいと言い、特に強い光を長時間見続けた時などに起こりやすくなります。

めまいの種類

めまいには、起こるメカニズムの違いから、いくつかの種類に分類されています。

浮動性めまい

■症状
体がふわふわと揺れるような感覚になるめまい。まっすぐ歩くことが困難になり、身体のしびれや頭痛を伴うこともあります

■原因
自律神経の乱れが主な原因です。過労や寝不足、心配事やストレスなど精神的な要因が関係しやすく、心因性のめまいとも言われるのがこの浮動性めまいです

回転性めまい

■症状
視界がグルグルと回転しているように感じ、まるで自分が回っているような感覚がする。吐き気や耳鳴りを伴うこともある。

■原因
三半規管(さんはんきかん)や前庭・蝸牛など、平衡感覚をつかさどる内耳(ないじ)と言われる器官の障害によって起こるめまいです。眼精疲労以外にも、騒音などによる耳の負担や、過労などによるストレスも関係してきます

立ちくらみ

■症状
目の前が真っ暗になるのが特徴です。立ち上がるときに、血の気がスーッと引くような感覚に陥る。

■原因
貧血、低血圧など、血液の循環が悪いことが原因になるめまいです。特に、首周りのコリによる血流障害や、循環器の機能低下などで脳に送られる血液が不足すると発生しやすいめまいです。

眼精疲労からのめまいの対処法

めまいが出たら、立っていることも難しくなるので、その場では安静にしているしか対処法はありません。もちろん自動車等の運転は厳禁です。

では、眼精疲労から引き起こされるめまいを予防するにはどのように対処していけばいいのでしょうか?

強い光を長時間見ないようにする

視性めまいには強い光、特に暗い場所で点滅するような光は大敵です。部屋の明るさやモニターの輝度・コントラストなどのバランスを調整してあげることが、負担の軽減になります。ブルーライトカットメガネなどを使用するのも、眼精疲労の原因となる活性酸素の発生を防ぐのにいい方法です。

それと、パソコン等のVDT作業をするときは適度に休憩をとるようにしましょう。目安は、1時間作業をしたら10分~15分目を休ませることです。この目安は、厚生労働省が発表している『VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン』においても推奨されています。

血液の流れをよくする

血液の流れが悪いと、めまいだけでなく様々な病気の原因となります。毎日、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動を心がけることで、コリをほぐし、血液の流れを良くすることが大切です。

首のうしろや、肩を温めるのもいい方法です。温めることで、緊張状態にある筋肉をほぐし、血液の流れをスムーズにします。

血流改善には、栄養を考慮した食事も大切です。血液を作るために鉄分などのほか、血液をサラサラにする効果のあるビタミンCや、血行をスムーズにするビタミンE、抗酸化作用のあるアスタキサンチンルテインを摂るのも眩暈のもととなる眼精疲労を改善するにはおすすめです。

こういった栄養素を、毎日食事だけで摂取するのは現実的にはなかなか難しいと思います。足りない分はサプリメント等で補うようにすると良いでしょう。

自律神経のバランスを整える

眼精疲労やドライアイは、自律神経と密接な関係があります。(※詳しくはこちらの記事を参照→【目の疲れは自律神経の乱れから】眼精疲労と自律神経失調症の関係)そして、めまい自体も自律神経のバランスが乱れた時に起こる代表的な症状でもあります。

これらは全て関連していますので、自律神経失調症にならないためにも、睡眠を十分にとり、規則正しい生活を心がけましょう。

☑まとめ

・眼精疲労でのめまいは血流障害と、視界の異常から脳が反応して引き起こされる

・めまいを防止するには、血流改善と視作業時の負担軽減が重要

・そのためには、運動と栄養バランスのいい食事、規則正しい生活をすることが大切

眼精疲労に由来するめまいでしたら、自力で改善を図ることも可能ですが、めまいには眼精疲労以外にも様々な原因があります。

めまいが起こるのは、体が助けを求めているサインかもしれません。

もし、めまいが頻繁に起きるようでしたら、決して軽視せずに医師の診察を受けるようにしてくださいね。